JR西日本列車見張員日本鉄道施設協会が実施する講習に合格した列車見張員が、「営業線近接工事保安関係標準示方書（在来線）」に基づき、JR西日本管内鉄道施設工事等における工事等従事者一員として、運転事故等旅客等第三者へ危害、触車事故等労働災害、輸送障害等防止といった安全最優先で着実な業務遂行により安全確保を任務とします。最重要課題は触車事故防止であり、正しい保安体制のもと、正確で確実な列車接近合図と、安全の確保を阻害するおそれのある場合の適切な列車防護が行えるかが肝要となります。そのため、全社一丸となり安全管理体制を確保し、指導教育、衛生管理（身体機能確認）に努めております。正しい行動が確実にとれるよう充分な教育及び訓練を実施しています。

連続立体交差事業は、都市部における道路整備一環として、道路と鉄道と交差部において、鉄道を高架化また地下化することによって、多数踏切を一挙に除却し、踏切渋滞、事故を解消するなど都市交通を円滑化するとともに、鉄道により分断された市街地一体化を促進する事業です。当該工事で、活きた営業線に近接した作業が要求されるため、工事従事者安全最優先で確実正確な行動が要求されます。また、工事内容も土木工事から軌道、電設工事と多岐にわたるため、それぞれ作業特性を把握し、安全確保に努めなければなりません。当社列車監視員は、任務に専念して事故防止に努め、万が一事故発生時やそのおそれのある場合、直ちに列車防護手配をとり、2次災害防止、被害拡大防止に努めます。「列車防護」は自信と勇気が必要です。そのための自信と勇気は、日常の教育訓練と安全管理体制、実務経験を源泉として生まれてきます。私達は安全のため、不断努力を続けてまいります。